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日本流通管理支援機構(株)は偽造防止と、原産地証明を行う専門対策会社です。

CASE STUDY事例の紹介

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タスマニア州天然資源環境省 - タスマニア州政府とタスマニア・オイスター・カンパニーの連携 https://www.tasmanianoysterco.com.au/

牡蠣(オイスター)

クライアント:タスマニア州天然資源環境省 - タスマニア州政府とタスマニア・オイスター・カンパニーの連携 https://www.tasmanianoysterco.com.au/

問題・課題と成果

問題・課題

どんな問題/課題があったか?
作業の目的は、タスマニア州政府が作成したデジタル・トレーサビリティ・プラットフォームを検証することでした。対処すべき問題は以下のとおりでした。
1) 牡蠣はサプライチェーン全体を通して、混合されたり、偽装されることが往々にしてあります。
2) 産地証明することにより、プレミアムが生まれ、消費者への販売価格が高くなります。例:タスマニア産牡蠣/コフィンベイ産牡蠣
どんな損害が発生したか?
1) 牡蠣は食品安全上リスクの高い商品です。ビブリオが発生すると地域全体が閉鎖される可能性がありますが、ビブリオを含む牡蠣の原産地がどこであるかを正確に知ることができれば、地域閉鎖を最低限にとどめることができ、迅速に対応することができます。
2) 偽装が発生すると、品質と風味の問題から、大手高級ブランドサプライヤーが収益を失う可能性もあります。

成果

報告書によれば、原産地の湾までさかのぼって、まったく問題なくサンプルを検証することができることが確認されました(100%の分類、100%のクロス検証)。この手法を用いれば、98%のケースで追跡可能であることが確認されました。

詳細な内容(どんな調査を行ったか?)

原産地証明プログラムには、説明文書と通信手段の準備、サンプリング手順とサンプル採取指示書の作成、サンプル採取活動、出荷と配送のロジスティクス、サンプル処理と分析の準備、対象となるサプライチェーン内での市場内調査活動のロジスティクス計画と実施が含まれました。タスマニア産カキのサンプルは、2023 年の収穫時に SC の代表者によって採取されました。カキはタスマニアの4か所の生育湾にまたがる複数の漁場から採取されました。サンプリングは、6週間にわたり毎週行いました。

これらのサンプルは当社がオーストラリアの分析施設に輸送し、そこで分析(微量元素)し、各漁場/生育湾の固有の化学指紋を特定しました。 


追加分析により、カキを移送して4週間以内に新しい産地/場所の指紋がとれることが確認されました。

経済的にどれ程の価値がもたらされたか?

タスマニアの牡蠣産業は、太平洋産牡蠣の養殖に力を入れています。 (https://www.frdc.com.au/sites/default/files/products/2019-208-DLD.pdf) 

Small production of Native Oysters. 


2018-2019年、牡蠣産業のGVPは合計で最高1億600万豪ドルでした。TASでは、養殖価値は最高3900万豪ドルでした。(https://www.oysterstasmania.org/ourindustry.html)  

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