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日本流通管理支援機構(株)は偽造防止と、原産地証明を行う専門対策会社です。

CASE STUDY事例の紹介

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英国政府(DEFRA / G7)

ウクライナ・ロシア産穀物(小麦)

クライアント:英国政府(DEFRA / G7)

問題・課題と成果

問題・課題

どんな問題/課題があったか?
現在も政治的緊張状態にあるロシアのウクライナ占領に起因して、ロシア軍がウクライナの穀物を占有し、多くの国々に輸出していることが明らかになりました。さらには、ウクライナ産の穀物をロシア産の穀物と混合したり嵩増しして、ロシア産として販売していることも明らかになりました。
どんな損害が発生したか?
盗まれたウクライナ産小麦は、防疫や関税を回避して市場に出回っています。ウクライナの小麦産業の収益に大きな影響を与え、この穀物の販売で得た収益は事実上ロシアの戦争活動の資金源となっています。

成果

この作業により、ウクライナとロシア、およびその周辺諸国から出荷された穀物の原産地を検証することができます。このような包括的な小麦原産地データベースにより、当社は原産国を検証することができます。

詳細な内容(どんな調査を行ったか?)

当社は、微量元素、同位体、化学物質、分子などについて、ウクライナの穀物サンプルの化学組成を分析します。これらのマーカーは、地質や、植物が育つ土壌、使用される水に由来するもので、地理的な距離が近くても大きく異なることがあります。 


各サンプルとそれに対応する原産地には、固有の化学的指紋が割り当てられます。この指紋は産地データベースに蓄積されて、市場に出回ろうとする穀物サンプルの産地証明が必要な際に、照会用のデータベースとして用いることができます。

経済的にどれ程の価値がもたらされたか?

ウクライナの小麦をロシア産と表示すると、それが制裁と関税の対象になります。これが問題ではなく、盗まれた大量の小麦と世界的な需要です。

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